音楽と光が融合し、空間に彩りをもたらすターンテーブル Hotaru。2025年3月にオーディオテクニカが始動した音楽の新しい体験をつくるプログラム「analog〜naturally」の一環として開発され、同年に開催された世界最大のデザインの祭典ミラノデザインウィークで初めてその姿を公開しました。

創業以来、アナログの温かみと人の感性に響く音を大切にしてきた当社は、Hotaruにその理念を込めました。音楽に連動して光が揺らめくことで、聴く瞬間を視覚的にも豊かに演出し、記憶に残る体験を生み出します。

本製品は、ターンテーブルとスピーカーを一体化したAll-In-One Turntableです。磁力反発による浮遊構造を採用することで、スピーカーや外部からの振動が再生音に与える影響を抑え、繊細な音のニュアンスまで忠実に再現します。さらに、筐体内部の設計を工夫し、限られたサイズの中でも最大限のスピーカー容量を確保することで、煌びやかな中高音域と深みのある低音域再生を実現し力強いサウンドが楽しめます。

レコードに針を置いた瞬間に広がる、音と光が彩る幻想的な空間。浮遊するレコードと揺らめくライティングが、音楽と戯れるような時間を演出し、ただ一度きりの情景を描き出します。

Hotaruという名前には、日本の文化に根ざした蛍の儚くも美しい輝きへの想いが込められています。蛍が瞬く奇跡的な情景と、音楽に向き合う一瞬一瞬を重ね、音との特別な時間を紡ぐアナログ体験を、ぜひご体感ください。

強力な磁力の反発が生み出す、ターンテーブルを宙に浮かせる特殊構造を採用。筐体内外の振動が針先に伝わるのを最小限に抑えることで、カートリッジの再生精度を最大化させます。見た目にもインパクトのある機構により、精緻かつ力強いサウンドを実現します。

●音と光がシンクロするライティングシステム

再生されるレコードと、20種類のカラーパレットから生まれる光が反応し、調和します。それぞれの光を単色で楽しめる「ベーシックモード」、滑らかに光が移ろう「グラデーションモード」、音の波を光として捉える「リンクモード」の3種類の点灯モードを搭載。ダイナミックな高揚感から柔らかなムードまで、この一台で自在に空間を彩り、視覚と聴覚で音楽に没入する体験を提供します。

●アナログオーディオブランドのサウンド表現力

煌びやかに響く中高域と、深みのある低音が織りなす立体的なスピーカーサウンド。60年以上にわたり培われたオーディオ技術と他に類のない設計が、従来のオールインワンシステムとは一線を画する幻想的な音楽体験をもたらします。精巧で緻密な筐体構造により、サイズを超えた豊かな響きを可能にします。またカートリッジには、特別仕様の当社製VM型 AT-VM740xML を採用。音の繊細なニュアンスまで描き出します。

ターンテーブルには、ライティングの美しさを際立たせる精巧に加工されたアクリル素材を採用。スピーカーを内蔵した高品質なアルミニウム製ボディと、真鍮製のフットによって、重厚で洗練された質感を備えつつ、サウンドの輪郭をよりクリアに、ダイナミックに描き出します。

●圧倒的な存在感、均整の取れた一体感

宙に浮かぶようにデザインされたターンテーブルは、圧倒的な存在感を放ちながらも、空間に溶け込み、彩りと調和を生み出します。その創造的なシェイプは、音と光を一体化させ、空間全体を包み込むことで、感性に鮮烈な刺激をもたらします。

●機能美を追求したオーディオ設計

軽量かつ高剛性のカーボンファイバー素材を使用したストレート型トーンアームにより、レコードの溝をスムーズかつ正確にトレースします。さらにベルトが露出しないサブプラッター方式は、モーター振動の影響を最小限に抑えつつ、音響性能とデザイン性を高次元で両立するドライブメソッドです。これらが浮遊構造と融合することで、細部にまで研ぎ澄まされたオーディオ体験を実現しました。

一台一台に込められたクラフトマンシップと音へのこだわりを最大限に引き出し、所有することそのものが特別な価値をもたらします。

●発見から始まる、新たなアナログの感動

白亜の石の中からHotaruを掘り起こす。未来につながるアナログの価値を発見する体験をパッケージ全体で演出しました。単なる梱包材と開封ではなく、アナログの新たな未来を切り拓く時間のはじまりです。

●再生素材と伝統が紡ぐ、美しさとサステナビリティ

環境に配慮した再生素材をパッケージ素材に採用。さらに配送時の傷から守るため、京都の伝統を受け継ぐ風呂敷で製品本体を包んでいます。捨てるのではなく、手元に残しておきたくなるような世界観のパッケージデザインが、プロダクト同様に、心あるものづくりとサステナビリティを体現しています。