ヘッドホン・イヤホンを識る
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モニターヘッドホン

音の傾向


音楽制作を行う際は、特定の帯域を強調することがなく、低音域から高音域までフラットな傾向での音質が求められます。 例えば、低音などが強調された音質のリスニング用ヘッドホンで楽曲制作を行うと、必要以上に低音が強調されて聴こえるため、楽曲の低音の音量を下げてしまい、結果狙った通りのバランスで楽曲制作ができなくなってしまいます。 楽曲制作を行う上では、フラットな特性を持つモニターヘッドホンを使うことがおすすめです。モニターヘッドホンの中にも、密閉型と開放型の2種類が存在します。密閉型は遮音性が高く、微細な音を聞き取る用途に適しています。開放型は、音の鳴り方が比較的スピーカーに近い音質になるので自宅で大きな音が出せない環境でも、スピーカーでの出音を確認したいときなどに活用できます。

筐体の特長


楽曲制作機材や、楽器などにつなぐものとして設計されているため、コード長は長いものが多く3.0m程度のものが一般的です。 ヘッドホン・イヤホンによっては、使い勝手やメンテナンス性を考慮して、コードが着脱できるモデルや伸縮性のあるカールコードを採用したモデルもあります。 また、モデルによっては音源と外の音を同時に聴けるように、 ハウジングが反転する機構を有したものもあります(反転モニター機構)。

DJヘッドホン


モニターヘッドホンのうち、DJ用途に設計されたヘッドホンのことを DJヘッドホンまたはDJモニターヘッドホンと呼びます。 音の特徴としては、モニターヘッドホンと同じくクリアで正確な傾向。また、一般的なヘッドホンと比べて最大入力が高く、現場の大きな音にも耐えられる仕様となっているのが特長です。モデルによってはバスドラムのキック音でリズム(またはbpm)を正確に捉えることに特化した、低音が強めにチューニングされたモデルがあります。
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試聴のポイント