ヘッドホン・イヤホンを識る
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ヘッドホン・イヤホンの構造

ヘッドホン・イヤホンの構造を見ていきましょう。
Column
どうやって音が鳴るの?
音が伝わるしくみ
音とは何でしょうか? それは物が動いたときに発生する空気振動のことです。 物が動くとその運動は周りの空気に変化を生じさせ、空気中の四方八方へと伝えられます。この変化が人間の聴覚に伝えられ音として認識されるのです。
音源の中味
一般的にヘッドホンで音楽を聞く場合、CDやポータブルオーディオなどに記録された音楽信号(電気信号)である音源を再生することになります。音源を収録する際には、マイクロホンが使用されます。マイクロホンで感知された音(空気中の振動)は、音楽信号(電気信号)に変換され、レコーダーなどに記録されます。 Microphone Naviへ →
記録された音楽信号(電気信号)は加工・編集されCDやデータの中味として提供されます。
再生のしくみ
CDかポータブルオーディオに記録された音楽信号(電気信号)はどうやって音として再生されるのでしょうか?
ここでは一般的なヘッドホンの駆動方式であるダイナミック型を例に説明します。プレーヤーで再生された音楽信号(電気信号)はケーブルを通じ、またはワイヤレスでドライバーユニット(音の再生装置)に伝えられます。ドライバーユニットでは、その音楽信号をダイアフラム(振動板)の運動に変化させ、それにより音を再生します。
ドライバーユニットの働き
ドライバーユニットのコアとなるダイアフラムには、ボイスコイルというコイルが巻き付いていて、永久磁石と向き合って配置されています。ボイスコイルに電流が流れると、コイルが一種の電磁石となり磁界が発生します。ある電流の向きではコイルと永久磁石は引きつけ合い、反対の向きでは反発し合います(磁石のN極、S極と同じ)。ボイスコイルに音楽信号を流すと、その電流の向きによってコイルの振動が変化します。その結果、ボイスコイルとつながったダイアフラムも振動して音が発生します。これはダイナミック型のマイクロホンと同じ原理です。つまり収録時に入ってきたものを同じ形で出力する、これがヘッドホン再生のしくみです。
スピーカーとのちがい
音が空気中を伝わっていく際、距離が遠くなるとエネルギー消費により小さくなっていきます。ヘッドホンはスピーカーと異なり、ドライバーユニットが耳の近くにあるため、小さい振動でもしっかりと伝わる特性を持っています。同時に、距離がはなれることによって消されてしまうような小さな振動さえもしっかり耳に届けてくれますが距離が近い分、反射による残響が少なくなる傾向があります。これがヘッドホンとスピーカーの特長のちがいです。
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