マイクロホンを識る

双指向性

双指向性

双指向性とは?


「リボン型」は、リボン状の金属箔が音(=空気振動)で震えることの応用で、電気を起こす構造を持ちます。その薄いリボン状の金属箔は、本体フレームの中で空気振動を受けやすいように、上下を固定して軽く張った状態になっています。つまり、前後からの空気振動にさらされているわけです。そのため、リボンマイクロホンは前後2つの方向の音源を強く捉える「双指向性」として、対談用の収音などに重宝されてきました。 最近では、小型のコンデンサーユニットを利用したヘッドセットタイプにこの「双指向性」が多く見られます。「双指向性」かつ小型マイクロホン固有の、遠い音源と近い音源では周波数特性に著しく差が生じるその性格は、ノイズキャンセルに利用できるため、PCやヘッドセット、カーナビゲーションの音声認識入力用、あるいは各種の音声オペレーター用など、さまざまな場所で使われています。
双指向性ポーラパターン
双指向性イメージ

オーディオテクニカの双指向性マイクロホン


AT4050
AT4050
<可変スイッチ付き>
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マイクロホンの外部構造