いつでもどこでも、着けるだけで自分ひとりの世界に入れる「ヘッドホン」。せっかくなら、その世界に流れる音楽はできるだけ高音質であってほしいものです。

しかし、いざヘッドホンを選ぶとなると、さまざまな種類やモデルがあることに気づきます。選択肢の多さに面食い、「どれを選べば良いのかわからない!」とお悩みの方も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、ヘッドホンの種類や選び方の解説とあわせて、種類別のおすすめモデルをご紹介します。

イヤホンとヘッドホンの違い

本題に入る前に、比較されることも多いイヤホンとヘッドホンの違いを確認しておきましょう。

イヤホンとヘッドホンの決定的な違いは「サイズ」と「音質」です。ヘッドホンはイヤホンと比べてサイズが大きい分、より高性能なドライバーユニット(再生装置)を搭載しやすくなります。そのため、イヤホンと比較して値段に対しての音質が高い傾向にあるのが、ヘッドホンの魅力です。

高音質なヘッドホンの魅力

ヘッドホンの性能を語るときには、「高音質」という言葉が頻繁に使われます。それでは、高音質とはいったいどのようなものを指すのでしょうか。

まず、「音質」は「音の情報量」と言い換えることができるでしょう。音の解像度や深さ、奥行きや圧力など、情報量が多ければ多いほど音質は高いと言えます。

そして、これらの情報を少ないロスで的確に再現できることが、高音質なヘッドホンの魅力です。つまり、「クオリティの高い音源を、クオリティが高いまま楽しめる」のです。

ヘッドホンの音質は、ドライバーユニットの性能はもちろん、ハウジング(耳に装着する部分)の構造やケーブルによって変わります。これらの素材・設計の違いが、ヘッドホンの価格と音質を左右するわけです。

とにかく音質重視の方にはこちらのヘッドホン!

今よりも少しだけお金をかけて、音質の向上を実感したい……。そんなあなたには、こちらの「ATH-AD2000X」がおすすめです

ATH-AD2000X

エアーダイナミックヘッドホン

ATH-AD2000X

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ドライバーユニットには専用設計のものを採用。音響特性に優れた「パーメンジュール」と純度99.99999%の無酸素銅によって作られたボイスコイル(記録・情報を音の振動に変えるパーツ)によって、緻密な音も正確に表現します。

安定性に優れるワイヤード、取り回しに優れるBluetooth

ヘッドホンを選ぶときに重要になるのが、他の機器との接続方式です。

ヘッドホンの接続方式には、ワイヤード(有線)式とBluetooth式の2つがあります。商品の紹介に入る前に、それぞれのメリットを簡単に確認しておきましょう。

まずワイヤード式のメリットは、なんと言っても接続の簡単さ。端子を差し込むだけですぐに音楽が聴けるのは大きな魅力です。また、充電などが不要であり、いつでも安定して使えるのもメリットと言えるでしょう。

一方、Bluetooth式のメリットは、その取り回しの良さにあります。コードの長さなどを気にせず、ヘッドホンを着けたまま自由に動き回れるのは、Bluetooth式ならでは。加えて、パソコンからスマートフォンなど、接続する機器をすぐに切り替えられるのもうれしいところです。

ひとつ注意していただきたいのが、これらはあくまで2つのタイプを比較した場合のメリットという点です。もちろん、ワイヤードが不便なわけではなければ、Bluetooth式が安定性に欠けるわけでもありません。

それでは、ワイヤード式とBluetooth式それぞれのおすすめヘッドホンをご紹介します。

ワイヤード式でおすすめなのが、こちらの「ATH-M50x」です。

ATH-M50x

プロフェッショナルモニターヘッドホン

ATH-M50x

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プロシーンでも通用する音質の高さや着け心地の良いイヤパッド、用途によって使い分けられる着脱式のコードなど、ハイスペックなヘッドホンに求められる機能をすべて兼ね備えています。

そして、Bluetooth式でおすすめしたいのが、同商品の最新ワイヤレスモデル「ATH-M50xBT2」です。

ATH-M50xBT2

ワイヤレスヘッドホン

ATH-M50xBT2

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「ATH-M50x」の音質をそのままに、遅延の少ない再生モードやクリアに話せるマイクなどの機能を搭載。普段づかいでの利便性がさらに向上しているのが魅力と言えるでしょう。

音に集中できる密閉型、クリアな音を楽しめる開放型

ヘッドホンはその構造によって、密閉型と開放型の2つに分けられます。簡単に言えば、ドライバーユニットの周りにある「ハウジング」が密閉されているのが密閉型、されていないのが開放型です。ヘッドホンから出た音が外に漏れるかどうか、外からの音がヘッドホンを通り抜けるかどうかをイメージするとわかりやすいでしょう。

密閉型の特徴は、ヘッドホン内部で空気を振動させ、重低音を力強く響かせられること。そして、もう一方の開放型は、広がりのある自然な音を楽しめるのが特徴です。なお、開放型はどうしても多少の音漏れがあるため、基本的には室内用と考えるのがベターでしょう。

密閉型のおすすめヘッドホンは、こちらの「ATH-WS1100」です。

ATH-WS1100

ポータブルヘッドホン

ATH-WS1100

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専用のドライバーユニットを搭載し、超高解像度での圧倒的な重低音再生を実現しています。

高音のクオリティにこだわりたいあなたには、「ATH-AD900X」がおすすめ。

ATH-AD900X

エアーダイナミックヘッドホン

ATH-AD900X

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ハウジングのケースがアルミニウム製のハニカム構造になっており、開放感は抜群。軽い装着感で広がりのある音を楽しめるのが魅力です。

自分に合ったヘッドホンで快適な音楽ライフを!

ヘッドホンは接続方式や構造によって、得意/不得意が大きく異なります。用途に合ったヘッドホンを選べば、今よりもさらに快適に音楽を楽しめるようになるでしょう。

今回ご紹介したものを含めて、ぜひ自分にぴったりの1台を探してみてください。