ギターやピアノの弾き語りを高音質で配信するためには、機材選びに少し工夫が必要です。特に収録に使うマイクは、配信のクオリティを左右する重要な要素と言えます。

そこで今回の記事では、弾き語り配信におすすめのマイクや、あると便利なおすすめ機材をご紹介します。

弾き語り配信にマイクが必要な理由

本来、弾き語り配信は、スマートフォンさえあれば行うことができます。スマートフォンに内蔵されたマイクで音を拾い、そのまま配信にのせるのです。

しかし、配信のクオリティ面から考えると、こちらの方法はあまりおすすめできません。内蔵のマイクでは周囲の雑音が混じってしまう可能性もあるほか、そもそもの音質がやや心もとない場合がほとんどです。

せっかく視聴者に弾き語りを届けるのであれば、配信のクオリティはできるかぎり高めたいもの。音質が原因で視聴者が離れていかないようにするためにも、ぜひ専用のマイクを用意しておきたいところです。

後ほど弾き語りにおすすめのマイクをご紹介しますが、マイク選びの基礎については以下の記事で詳しくご説明しています。もしよろしければ、こちらもあわせてご覧ください。

マイク選びの基礎知識。絶対に押さえておきたい2つのポイントを解説

ボーカル用と楽器用、それぞれマイクは必要?

弾き語り配信では、ボーカルと楽器(ギターなど)、2種類の音を同時に収録します。その際には、ボーカル用と楽器用で2本のマイクが必要になるのでしょうか?

結論から言えば、可能であればマイクを2本用意できるのが理想です。ボーカルと楽器それぞれに適したマイクを選べば、より高い音質で音を収録できるようになります。また、それぞれの音量バランスを調整できるようになるのもメリットです。

とは言え、もちろん「2本無ければ配信できない」というほどではありません。弾き語り配信を続けるなかで、必要性を感じた際には2本目の導入を検討するのが良いでしょう。

弾き語り配信におすすめのマイク

以下では、弾き語り配信におすすめのマイクを3種類ご紹介します。

まず1つ目は、コンデンサーマイク「AT2020」です。コンデンサーマイクはクリアで繊細な音を収録できるという特徴があり、配信にきれいな声をのせるのに最適。また、低音から高音までを幅広くカバーしているため、楽器用のマイクとしてもお使いいただけます。

AT2020

バックエレクトレット・コンデンサー・マイクロホン

AT2020

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2つ目は、雑音を拾いにくいダイナミックマイク「AT2040」です。音を拾う範囲がかなり狭められていることから、エアコンの音といった環境音をカットし、狙った音だけを配信にのせられます。

AT2040

ハイパーカーディオイドダイナミックマイクロホン

AT2040

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そして3つ目は、ボーカル専用にチューニングされた「AE6100」です。高音域の立ち上がり、歌声をはっきりとした輪郭で収録できる点を強みとしています。また、ヘッド部分が3層のカバーに覆われており、吐息による「ポップノイズ」をシャットアウトできるのも特長です。

AE6100

ハンドヘルドマイクロホン

AE6100

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弾き語り配信におすすめの機材

参考までに、弾き語り配信をするうえで持っていると便利な、マイク以外の機材を紹介します。

マイクアームやマイクスタンド

弾き語りの最中は基本的に両手がふさがっているため、マイクを固定するアームやスタンドがあると便利です。マイク本体に付属している場合もありますが、配信する環境に合わせて最適なものを選ぶと良いでしょう。

楽器用マウント

楽器の本体に取り付け、マイクを設置するためのマウントです。楽器により近い位置で、より鮮明な音を収録できるというメリットがあります。

AT8491GB

ギターマウント

AT8491GB

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ポップフィルター

ポップノイズを抑え、ボーカルをきれいに収録するためのフィルターです。また、コンデンサーマイクは湿気に弱いため、吐息に含まれる湿気からマイクを保護する役割も持っています。

AT-PF2

ポップフィルター

AT-PF2

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モニター用ヘッドホン

収録した音を確認するためのヘッドホンです。モニター用ヘッドホンはリスニング用のヘッドホンと比較して原音に近い音が聴けるため、弾き語りのクオリティを確かめるのに最適。ボーカルのピッチやノイズの有無などを入念にチェックできるようになります。

ATH-EP700

楽器用モニターヘッドホン

ATH-EP700

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まとめ

今回は、弾き語り配信におすすめのマイクやその他の機材をご紹介しました。この記事が配信のクオリティ向上や、視聴者からの好評につながれば幸いです。ぜひ今回の内容を参考に、皆さんのすばらしい弾き語りを多くの方へ届けてください。