女性ファッション誌『ViVi』の専属モデルとしてだけでなく、女優としても活躍するmiu(ミユ)さん。ストリートカルチャーやサブカルチャーにも造詣が深く、抜群のセンスの持ち主であることから、男女問わずファッション好きだけでなく、エッジの効いた人たちからも高い人気を誇る。そのmiuさんは、根っからの音楽好き。プライベートでDJしたり、好きなアーティストのライブやDJを聴きに行ったり、時間があればアナログレコードを探しにレコード屋にも足を運ぶ。

そこで今回は、音好きmiuさんと一緒にレコードを掘りに行ってきた。行き先は渋谷・宇田川町にある「FACE RECORDS」。中古を中心に、幅広いジャンルを取り扱う人気のレコード屋だ。そこにお供するアイテムは、オーディオテクニカのワイヤレスレコードプレーヤーAT-LP60XBT GBK。……miuさん、今日はどんなレコードを選ぶのだろうか。

miuさん、今日はどんなレコードを選ぶのだろうか

音楽に興味を持つようになったのはいつ頃からですか?

お父さんが音楽が好きだったので、子供の頃から聴いてはいたんですけど、自分で初めてレコードを買ったのは18歳のときですね。私は好きなものを自分の手にしたくなる人なので、音楽も物で形として手元に残しておけたらと思い、レコードを買うようになりました。

アナログレコードの良さって何だと思いますか?

記憶に残りやすいというのがありますね。行動力とかも関係してくるし、あのレコードが欲しいから、あのレコード屋さんに買いに行ったとか、たまたま入ったレコード屋さんで、良いレコードを見つけたとか。そういった行動が記憶に残りやすいですよね。それが物として手元に残って、そのときの記憶をその物に触れたときにまた思い出す、みたいな。私ももちろん好きで買ったレコードもありますけど、ジャケ買いをして失敗したっていうレコードもあったりして、それはそれで記憶に残っていたり。親からレコードを譲ってもらって、世代は違うのに音楽がまた家族を繋げてくれたみたいなこともありますし。

レコードを選ぶmiuさん

お父さんはどんなレコードを聴いていたんですか?

お父さんはソウルですね。ダンディなアーティストが好きだったみたいです。だけど小学生の頃は、お父さんから教えてもらった音楽って、そんなにきちんと聴いていなかったと思うんです。だけど自分も音楽の勉強をするようになってからは「あのアーティストの、この曲はいいよね」って会話ができるようになって、「なんか親子っていいなあ」と思えるようになったりしています。

持っているレコードの中で、思い出深いエピソードのある物はありますか?

友達にもらったレコードは、どれも印象深いです。それと私は旅先で必ずレコード屋さんに行くんですけど、旅先で買ったレコードも思い出深いものが多いです。パリでレコード屋へ行ったときは、閉店まで10分しかなく、さらにその日に日本に帰らないといけなくて時間がなかったんですけど、そのときに買った4枚のレコードがベストすぎて。めちゃ時間がない中で自分としてはいいのを選べたことがすごく嬉しくて。とても楽しかった記憶があります。

本日、FACE RECORDSで見つけたお気に入りのレコードを紹介ください。

V.A.DAM Original Professional Record Direct Vs 45
V.A. / DAM Original Professional Record Direct Vs 45
Cymande / Brothers On The Slide
SYSTEM 7 / SUNBURST(FLUTTER MIX)

V.A. / DAM Original Professional Record Direct Vs 45

レコードの中に入っている解説を読んだんですけど、こういうテーマで作っていますとか、きちんとレコードの説明があって、日本人のアーティストのレコードだと日本語なので読めるので、アルバムのことをより深く知れることがいいなと思いました。あと、こういう紙(歌詞カードやライナーノーツ)がレコードに入っているというのも魅力なのかなって。

Cymande / Brothers On The Slide

サイマンデは好きなソウルのアーティストなんですけど、夏っぽくいいかなって思いました。

SYSTEM 7 / SUNBURST(FLUTTER MIX)

これは友達が好きなバンドで、私も気になっていたので買ってみました。これは90年代初頭のリリースですけど、今の時代にも新鮮だなと思いました。

コロナ以前はライブやパーティなどにはよく行かれていましたか? 最近の音楽との過ごし方はどうですか?

もう1年半以上ライブには出かけていないんですけど、コロナ前に海外のバンドやDJが来日したときは、「その日にしか行けない」っていう感覚で行っていたので、今そんなに行けなくても悔いはないですね。その代わりに今はとことん自分が好きな音楽を聴こうと思って、家にこもって聴いています。なので、買うレコードも少し変わりました。コロナ前はDJをやることもあったので、自分が好きな曲というよりは、場が盛り上がる曲を選んでいたんですけど、家で聴くとなると周りのことを考えなくてもいいので、アンビエントぽいものが多くなったりだとか。環境によって聴く音楽が変わるんだって、自分的に気付いて面白いですね。

ターンテーブル

オーディオテクニカのワイヤレスレコードプレーヤー「AT-LP60XBT GBK」を使ってみてどうでしたか?

私が自宅で使っているレコードプレーヤーが、元は誰かが使っていたヴィンテージになるんですけど、これを使ってみて「新品っていいな」と素直に思いました(笑)。もちろん新品は気を使いますけど、自分で汚していく感覚って凄く贅沢だなあって。サイズ感もちょうどいいので部屋でスペースもとらないし、掃除やメンテナンスも楽そうだなって。あとこの四角いシックなデザインもスマートだし、どんな部屋にも合うのではと思います。それとBluetooth機能がついていますが、便利さがありつつ、レコードプレーヤーならではのヴィンテージの良さも残っているので、家での音楽の聴き方がまた変わって楽しいです。

レコードプレーヤーを見るとDJをしたいなと思いますか?

それが人が多いところが苦手になってしまって、今はDJをするというよりは、ひっそりと家で音楽を聴いていたい気分なんです。私はDJすると言いながら繋ぎをするスキルは全然なくて、いつも「この1曲!」と思って選曲していたので、これからもそんな聴き方でいいかなって。そういえば、以前イベントでDJをやったときに「レコードプレーヤー持っていないんですけど、お勧めのレコードを教えてください」と聞かれたことがあって、教えたレコードを買って下さったファンの方がいらっしゃったんですけど、その人にとってレコードが物として残るということも、それはそれでいいなと思ったことがありました。

レコードを選んだmiuさん

アナログレコードはジャケットがアートになりますものね。

アートとしてレコードジャケットを飾ったりしている人もいますし。私もレコード自体がぐたぐたで聴けないようなレコードを持っているんですけど、先輩が下さった物なので残しておきたいというのはあります。そう考えると「物」で残るレコードってロマンチックだなと思います。

今はパソコンで曲をデータで買える時代ですけど、それに逆行してフィジカルなアナログレコードの良さも再確認されている。その流れもいいですよね。

やっぱり自分の目の前にある物を手に取って触って見る方が、人間の本能的に安心しますよね。なので、その延長で音楽の聴き方も変わったら素敵だなと思います。今、インターネットやSNSを通じて本当にいろいろな情報が飛び交う時代になりましたけど、その情報はいずれ見れなくなるかもしれないし、音楽もデータで聴けなくなるかもしれない。そう考えると物として手元に残しておけば、自分次第で一生残していけると。アナログレコードの良さって、そこにあると思います。

miu

ミユ

1996年生まれ。滋賀県出身。2017年より『ViVi』専属モデルとして活躍。現在は、モデルとして女性ファッション誌からカルチャー誌まで幅広い分野で活躍するほか、女優としても映画、TV、ミュージックビデオ、CMに数多く出演。好きなものは、音楽、ラーメン、犬。

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AT-LP60XBT_GBK

AT-LP60XBT_GBK

¥21,868

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Photos:Mari Horiuchi
Hair&Make-Up:Yoshikazu Miyamoto(BE NATURAL)
Words:Kana Yoshioka
撮影協力:FACE RECORDS