迫力のある音質と遮音性が魅力の「密閉型ヘッドホン」。じっくりと音楽に集中したいときや、モニタリングで細かい音を逃さず聴きたいときにも適しています。
今回は密閉型ヘッドホンのメリット・デメリットや選び方のコツに加え、おすすめの開放型ヘッドホンをご紹介します。

密閉型ヘッドホンとは

ATH-M50xBT2

まずは、密閉型ヘッドホンがどのようなものかを確認しておきましょう。
ヘッドホンは「ドライバーユニット」と呼ばれる機構で音を鳴らしています。ドライバーユニットは「ハウジング」という音を共鳴させるための構造で覆われており、このハウジングが密閉されているのが密閉型ヘッドホンです。
ドライバーユニットで鳴らした音がハウジング内で響くことから、ヘッドホンの音質はハウジングの構造や素材によって変化します。例えば、屋外とコンサートホールを比べると音の聴こえ方が全然違いますよね。ハウジングはこのように、音を響かせる壁のような存在を担っているのです。
密閉型ヘッドホンは、音がハウジング内に強く閉じ込められるため、音に迫力が出る傾向があります。また、外からの音が入りにくく、開放型と比べて遮音性が高いことも特徴です。

密閉型ヘッドホンのメリット

密閉型ヘッドホンはその遮音性の高さから、「音に集中できる」というメリットがあります。屋外での使用はもちろん、楽曲制作などの集中力が必要な作業にも最適です。
また先ほどお話ししたように、音に迫力が感じられるのも密閉型の魅力です。中でも低音がはっきりと聴こえることは、密閉型ならではの強みと言えるでしょう。

密閉型ヘッドホンのデメリット

密閉型ヘッドホンのデメリットには、「圧迫感」が挙げられます。ハウジング内に空気がこもることから、長時間使っていると息苦しさを感じる方もいるようです。
その他にも、開放型と比較するとやや高音が弱くなる傾向にあることも押さえておくと良いでしょう。高音は響く空間が大きいほど遠くまで伸びていく特徴があるため、密閉型とは異なる、開放型のヘッドホンの得意分野なのです。

密閉型ヘッドホンの選び方

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密閉型ヘッドホンの中から自分好みのものを選ぶときには、以下のポイントをチェックしてみてください。

ワイヤード(有線)かワイヤレス(Bluetooth対応)か

音楽が入っているオーディオ機器にヘッドホンを接続するときには、2つの選択肢があります。
接続すればすぐ使えるけれど、コードが必須なワイヤード(有線)、または、煩雑なコードの整理が必要ないものの、充電が必要なワイヤレス(Bluetooth対応)。
持ち主の使い方によって、この2つのどちらを選ぶべきかは変わってきます。
外出中によくヘッドホンを使う場合には、コードを気にせずに動けるワイヤレスがおすすめ。自宅などで長時間使用する場合には、充電切れの心配がないワイヤードがおすすめです。

音質だけでなく、使いやすさも十分か

ヘッドホンを選ぶときには、音質と同じくらい使いやすさにもこだわってみましょう。
コードの長さやヘッドバンドの設計、イヤパッドの着け心地など、実際に使う場面をイメージしながら色々なヘッドホンを着け比べてみることをおすすめします。

求める機能が備わっているか

最近のヘッドホンには、ハイレゾ対応・ノイズキャンセリング機能といったさまざまな機能が搭載されています。ここまでご紹介してきたポイントや予算を踏まえて、お好みの機能が揃ったヘッドホンを選ぶと、快適な音楽ライフが送れるはずです。

重厚な音を存分に。オーディオテクニカの密閉型ヘッドホン

「ATH-M50x」はスタジオレコーディングなど、プロの現場での使用にも耐えうる密閉型ヘッドホンです。

ATH-M50x

プロフェッショナルモニターヘッドホン

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高解像度な音や遮音性に加え、耐久性や使い勝手も抜群。快適な装着感、折りたたみ機構、付け替えできる3種類のコードなど、細部にまでユーザー目線のこだわりが詰まった設計となっています。
ワイヤレスタイプをお探しの方には「ATH-M50xBT2」がおすすめ。

ATH-M50xBT2

ワイヤレスヘッドホン

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専用アプリを使ってイコライザーをカスタマイズすれば、全音域をカバーした高いパフォーマンスを自分好みに変化させることができます。また、最大約50時間持続のバッテリーを搭載しており、ワイヤレスの弱みである充電切れに強いところも魅力です。
ハイレゾ再生を楽しみたい方は「ATH-WS1100」をお試しください。

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ポータブルヘッドホン

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専用のドライバーを搭載し、存在感のある重低音とハイレゾ再生が楽しめるほか、独自のハウジングで中高音も抜け目なくカバーした、極上の音楽体験を得られます。

まとめ

繊細な作業が必要な楽曲制作や、大迫力の音に没頭したいときは、密閉型ヘッドホンを選んでみてはいかがでしょうか。
あなたの使い方や好みに合ったお気に入りの密閉型ヘッドホンに出会うことができれば、今までよりもっと深い「音」の世界を堪能できるはずです。

Words: neu inc.