ロサンゼルスを拠点に活動するR&B/POPデュオ、エモーショナル・オレンジズ(Emotional Oranges)が、デビューアルバム『Orenjii』をリリースした。タイトルは、日本語と韓国語で「オレンジ」を意味し、彼らが過ごした東京とソウルでの体験がコンセプトに色濃く反映されている。アジア滞在中に出会った人々や風景、カルチャーからインスパイアされたという楽曲群は、異なる文化の交差点としての都市を、音で写し取ったような仕上がりだ。

収録曲にはNCTのジェヒョン(JAEHYUN)やジェシー・レイエズ(Jessie Reyez)、ベッキー・G(Becky G)らが参加し、洗練されたグルーヴと多様なカルチャーが融合した全11曲を収録。R&Bを軸にしながらも、ポップ、ソウル、ラテン、オルタナティブの要素が有機的に混ざり合い、グローバルな感性と柔軟なプロダクションが光る作品となっている。Spotifyをはじめとする主要プレイリストでもピックアップされ、世界的に注目を集めている。

このアルバムを引っさげて、彼らは5月24日(土)開催のGREENROOM FESTIVAL 2025に出演する。

20周年を迎えるGREENROOM FESTIVAL、豪華アーティストが集結

音楽とアート、そしてサーフカルチャーが交差する都市型フェス「GREENROOM FESTIVAL」は、2025年に20周年を迎える。舞台は横浜赤レンガ倉庫で、5月24日(土)〜26日(月)の3日間にわたり、国内外から豪華アーティストが集う。

今年の目玉のひとつは、グラミー賞受賞歴を持つ音楽の天才、ジェイコブ・コリアー(Jacob Collier)。複雑な和声理論とマルチ奏者としての超絶技巧を駆使したステージは、世界中のミュージシャンからも高い評価を受けている。

さらに、ボブ・マーリー(Bob Marley)の孫であり、ローリン・ヒル(Lauryn Hill)の息子としても知られる新世代アーティスト、YGマーリー(YG Marley)が前夜祭に登場。デビュー曲「Praise Jah in the Moonlight」は2024年に世界的なバイラルヒットとなり、一躍注目の存在となった。加えて、現代ジャズを代表するサックス奏者、カマシ・ワシントン(Kamasi Washington)も出演。圧倒的なスケールのパフォーマンスが期待される。

また、Always Listeningでも特集したイギリスのドラマー/プロデューサー、ユセフ・デイズ(Yussef Dayes)率いるThe Yussef Dayes Experienceも登場。ジャズ、ブロークンビーツ、ヒップホップを越境する彼らのライブは、今年のフェスのハイライトのひとつになりそうだ。

日本からは、言わずと知れたライブバンド、東京スカパラダイスオーケストラに加え、ソウルフルな歌声で多くのファンを魅了するハナレグミ、そしてその独自の世界観と表現力で音楽シーンに影響を与え続けるUAなど、ジャンルを超えた実力派が多数出演。

そのほかにも、トリー・ケリー(Tori Kelly)、SKY-HI、.ENDRECHERI.(堂本剛)、ベニー・シングス(Benny Sings)、SIRUP、TENDREなど、世代やジャンルを横断するラインナップが並ぶ。音楽の多様性と出会いに満ちた3日間になりそうだ。

GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary

【会場】横浜赤レンガ倉庫
【日程】2025年 5月23日 (金)・24日 (土)・25日 (日)

公式サイト

Edit:Tom Tanaka

SNS SHARE