進化を続けるレコードプレーヤー。利便性を追求した新製品が次々登場し、レコードどころかCDさえ知らないストリーミング音楽世代でも無理なく導入できるまでになりました。
「生」音が麗しいアナログの世界を、未体験のあなたにぜひ味わってほしい。
そこで、失敗しないアナログレコードの世界をご案内しましょう。

初めてのレコードプレーヤーはこれを選ぶ。

レコードプレイヤー

かつてのレコードプレイヤーには、アンプを始め、必要な周辺機器をいくつか用意しなければならないのが常識でした。
しかし、デジタルテクノロジーの発展はアナログ世界にも恩恵をもたらします。必要な機能がレコードプレイヤー単体にすべて詰め込まれ、あとはアクティブスピーカーやワイヤレススピーカー、ヘッドホンやイヤホンなどの再生機器だけ。
デジタル機器の代表、スマートフォンとイヤホンで音楽を楽しんでいるあなたなら、スマートフォンの代わりに最新のワイヤレスレコードプレイヤーを繋げば、それでアナログ環境をスタートできるのです。

AT-LP60XBT GBK

ワイヤレスターンテーブル

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ワイヤレスで自由に聴けるレコードリスニング。アクティブスピーカー対応。

アクティブスピーカーで、部屋ごと楽しむ。

外出時は仕方なくイヤホンだけど、部屋に帰れば自由な空間。部屋ごとレコード音楽で満たしましょう。そんな時はアクティブスピーカーの出番です。
アクティブスピーカーはアンプ内蔵のスピーカーだから、アンプを用意しなくても迫力ある音を奏でてくれます。
対応するレコードプレーヤーに直接アクティブスピーカーを接続するだけで準備完了。ワイヤレスなら、設置場所も自由気まま。

レコードプレイヤー

お試しには中古レコードから。

さて、肝心のレコードの入手方法。まず試しにレコードの音を聞いてみたいのなら、迷わずレコードショップに足を運んでみましょう。新譜はもちろん、中古レコードの数が豊富で盤によっては非常に安価で購入できるものもあります。
中古レコードの購入ポイントは、一見してジャケットの傷みが少なく美しいものを選ぶことです。レコード盤自体も、盤面の傷みが少ない可能性が大きいと判断できます。
有名なヒット作は価格が高めですが、アーティスト名を特に冠していないオムニバス盤などは500円以下の廉価で手に入ることも。初めてのレコードのお試しには最適です。

レコードクリーナーを手元に。

レコードメンテナンス

レコード盤は静電気によってホコリを吸い付ける性質があります。音溝をレコード針が走って音を取り出すのが原理ですから、ホコリなどの異物はレコード盤の大敵。
髪の毛よりも細い音溝のホコリも除去できる専用のレコードクリーナーは必需品といえます。レコードプレイヤー購入と同時に入手しておきましょう。

レコードクリーナーの詳細は以下を参照してください。
>>音溝に込められた芸術を余すことなく再生したい。「湿式クリーニング」でレコードをキレイに

「生」の音世界に一歩踏み出そう。

お店のBGM。ネットで聴く音楽。映画やドラマの音声etc…。メディアを通して耳にする音はほぼデジタル処理されたもの。
これに対し、音の源である振動そのものをディスクに記録しているのがアナログレコード。ノイズに弱いながらも、音を自然の姿のまま記録しているというのが貴重だとして、今やレコードプレーヤー人気はうなぎのぼり。
思ったより簡単に導入できるアナログレコード。
あなたも「生」の音世界に一歩踏み出してみましょう。

words : Kikuchiyo KG