オーディオテクニカが展開する「analog 〜 naturally」プログラムの一環として、新たな対談動画シリーズ「The Stories analog 〜 naturally」がスタートした。アナログというテーマを軸に、音楽や映像などの表現者たちとの対話を通じて、その価値や可能性を言葉と映像で伝えていく。
ナビゲーターを務めるのは、モデル・DJ・アーティストとして国内外で活躍し、SNSの総フォロワー数が約1,000万人を誇る大平修蔵。若い世代の感性を体現する存在でありながら、自らも音楽を制作する立場として、アナログというフィジカルメディアに対するリアルな視点を持つ。そんな彼が、多彩なクリエイターたちと語り合いながら、アナログが生み出す体験の魅力を掘り下げていく。
第1回のゲストは、大沢伸一。音楽家・作曲家・DJ・プロデューサーとして国内外の音楽シーンで影響力を持ち、アナログレコードとの深い関わりを持つ人物だ。5月29日に公開された前編では、自身の音楽的ルーツやレコードとの出会い、創作においてアナログが果たしてきた役割について語っている。後編は6月13日に公開予定。

広がり続ける「analog 〜 naturally」の取り組み
「The Stories」は、オーディオテクニカが「アナログ」の新たな可能性を提案していく「analog 〜 naturally」プログラムの第3弾企画となる。アナログだからこそ味わえる質感や温度感を、プロダクトだけでなく、体験や表現として届けることを目的としている。
第1弾では、2025年のミラノデザインウィークにて、「repeat the unrepeatable(再現性の中にある、一回限りの体験)」をコンセプトとしたインスタレーションを発表。4台のターンテーブルと複数のレコードを用いた空間で、来場者が自ら針を落とし、音を重ねていくことで、その瞬間にしか生まれない “音の風景” を体験できる構成となっていた。音に連動して変化する光の演出も加わり、再現性と偶然性が交差する、アナログならではの豊かな表現が提示された。
続く第2弾では、音響性能とデザイン性を融合させたターンテーブル『Hotaru』を発表。長年培ってきたオーディオ技術による高い再生精度に加え、音楽に連動して変化する20色のライティングとアナログレコードの響きが調和することで、アナログの新しい進化の形を提案した。
そして今回の「The Stories」では、表現者たちの声を通じて、アナログの価値をより個人的かつ多面的に描いていく。今後は『ALWAYS 三丁目の夕日』や『ゴジラ-1.0』などで知られる映画監督・山崎貴などの出演も予定されており、音楽だけでなく、映像や物語の中でアナログが果たしている役割にも焦点を当てていく。
オーディオテクニカは、アナログを単なる “懐かしさ” ではなく、今この時代の表現や感性を刺激する存在として再定義していく。その一歩となる「The Stories」に、ぜひ注目してほしい。
Edit:Tom Tanaka