ヘッドホン・イヤホンとマイクが1台になった「ヘッドセット」は、仕事やプライベートなど、さまざまなシーンで便利に使える機器です。リモートワークをすることが増え、新しいヘッドセットが欲しくなったという方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、ヘッドセットの種類・機能や選ぶときの基準をご紹介します。

ヘッドセットとは?

ヘッドセットとは、マイクを搭載したイヤホンやヘッドホンのことです。1台で音声の入力・出力ができ、両手を空けた状態で使えるため、ゲームやWeb会議といったシーンで真価を発揮します。

利用シーン・用途で選ぶ

以下では、利用シーンや用途ごとに、どのようなヘッドセットが最適なのかをご紹介します。

ビジネスシーンではマイクの音質を重視

Web会議などでヘッドセットを使う場合には、できるかぎりクリアに声を拾ってくれるものを選ぶのがおすすめです。雑音をカットしてくれるノイズキャンセリング機能が付いていると、なお良いでしょう。

外出にはワイヤレスがぴったり

外出中や車の運転中にスマートフォンで通話する方には、Bluetoothで接続できるワイヤレス式ヘッドセットがおすすめです。片方の耳だけに装着する形状であれば、周りの音が聞こえなくなる心配もありません。

ゲームで使うなら音質と着け心地が大切

ボイスチャットをしながらオンラインゲームなどをプレイするのであれば、音質と着け心地を重視したいところです。迷ってしまった際には、ゲーミング用として販売されているものから選ぶのも選択肢の一つでしょう。

ヘッドセットの形状から選ぶ

着け心地の好みや用途によって、最適なヘッドセットの形状は異なります。代表的なヘッドセットの形状と、それぞれの特徴をご紹介します。

オーバーヘッド型(ヘッドホン型)

左右のイヤパッドがヘッドバンドでつながった、いわゆるヘッドホンと同じ形状です。長時間着けても疲れにくく、マイクの位置調整や取り外しができることも多いのが特徴です。

ATH-GL3

ゲーミングヘッドセット

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イヤホン型(イヤフック型)

耳にイヤピースを入れて装着する形状です。両耳に装着するタイプのほか、片耳だけに装着したり、耳に引っ掛けて装着したりするタイプのものもあります。コンパクトで持ち運びやすい点、着けたときの圧迫感が少ない点が魅力です。

ATH-202COM

インナーイヤーヘッドセット

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首掛け型

首の後ろにネックバンドを引っ掛けて装着する形状です。耳をふさがないため周囲の音が聞こえやすい、装着しても髪型が崩れない……といったメリットがあります。

ATH-ANC400BT

ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン

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ミニプラグ、USB、Bluetooth……接続方法から選ぶ

ヘッドセットには大きく分けて3つの接続方法があります。お使いのオーディオ機器に合わせて、最適なタイプを選ぶと良いでしょう。

ミニプラグ

「ミニプラグ」は音声の入力端子と出力端子が2つに分かれている接続方法です。「ピンジャック」と呼ばれることもあります。音楽プレーヤーやスマートフォンにもジャックが付いていることが多く、多くの機器に接続できるのがメリットです。

USB

「USB」は主にパソコンなどで使われる接続方法です。音声の入力と出力を1つの端子で行います。アナログ信号を使わないため、ノイズが入りづらいことが特徴です。

Bluetooth

スマートフォンなどでおなじみの「Bluetooth」。その魅力はなんと言っても、ワイヤレスで接続できることです。コードに煩わせられることなく、家事や運動をしながら通話を楽しめます。

マイクの性能で選ぶ

通話での使用に重点を置くのであれば、マイクの性能にも注目しておきたいところです。ポイントは音質と指向性の2つです。

音質

ヘッドホンやスピーカーと同じように、ヘッドセットによってマイクの音質は異なります。
ノイズキャンセリング機能の有無や接続方法も含めて、必要十分な音質のものを選ぶと良いでしょう。

指向性

「指向性」とは、マイクが音を拾う範囲を指した言葉です。一般的には、周囲の音をすべて拾う「全指向性(無指向性)」、1つの方向からだけ拾う「単一指向性」、正面と背面から音を拾う「双指向性」の3つに分けられます。

単一指向性は音を拾う範囲が狭い分、環境音などのノイズが入りにくいという強みがあります。一方で、周りに居る人の声を通話に乗せたい場合には、全指向性のマイクが便利です。また、インタビューといった対面での会話を録音する際には、双指向性のメリットが際立ちます。

音質で選ぶ

純粋なヘッドホンとしての性能に着目するのも、ヘッドセットを選ぶ方法の一つです。特に、「基本的にはヘッドホンとして使い、たまに通話もする」……といった使い方を考えている場合には、音質が重要になってくるでしょう。

さまざまなヘッドセットを見比べても音質の違いがわからないときには、オーディオ機器メーカー製のものを選ぶのがおすすめです。

最適な1台を見つけて遊びやビジネスを快適に!

用途や求める性能を明確にすれば、自分に合ったヘッドセットを探すのは決して難しくありません。ぜひこの機会に最適な1台を見つけ、遊びやビジネスを今以上に快適なものにしてみてはいかがでしょうか。