アナログレコードを聴くためには、さまざまな機材が必要です。また、クリーナーなどのメンテナンス用品を揃えておけば、長く・快適にレコードを楽しむことができます。

今回はこれからレコードを聴きはじめたいとお考えの方に向けて、はじめに揃えておきたいアイテムを5つご紹介します。この記事さえご覧になれば、すぐにでもレコードデビューを飾れるほどの知識を身につけられるはずです。

その1:レコードプレーヤー

当然のことではありますが、レコードを再生するためにはレコードプレーヤーが必要です。

最初の1台を選ぶときは、後述する「フォノイコライザー」を内蔵したモデルをおすすめします。加えて、今お使いのヘッドホンやスピーカーがそのまま使えると理想的です。

AT-LP60XBT GBK

ワイヤレスターンテーブル

AT-LP60XBT_GBK

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レコードプレーヤーの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。

その2:レコードクリーナー

ホコリやチリはレコードの天敵です。盤面やプレーヤーに不純物が付いていると、再生するときにノイズが混じってしまいます。また、他の汚れや静電気も、できるかぎりケアしておきたいところです。

レコードやレコードプレーヤーをメンテナンスするときには、専用の「レコードクリーナー」を使うのが一般的です。いつでもメンテナンスができるように、レコードクリーナーは最初に手に入れておくと良いでしょう。

AT6012a

レコードクリーナー

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レコードのクリーニングやレコードクリーナーについては、こちらの記事もあわせてご参照ください。

その3:カートリッジ(レコード針)

レコードを再生するときには、レコードプレーヤーの「カートリッジ」と呼ばれる部品で情報を読み取ります。カートリッジは「レコード針」と呼ばれることもありますが、厳密には、針先(スタイラス)を含むさまざまな部品が一体になったものです。

カートリッジ(レコード針)

新品のレコードプレーヤーを購入する場合には、最初からカートリッジが付属しているケースも多くあります。「とにかくレコードを聴いてみたい」という場合には、別売のカードリッジなどを用意する必要はありません。

しかし、カートリッジを交換することで音質の違いを楽しめるのも、レコードの魅力の一つです。興味のある方は、ぜひこちらの記事でレコードの深みを体験してみてください。

その4:フォノイコライザー

レコードプレーヤーやカートリッジに加えて、「フォノイコライザー」もレコードの再生に必須の機材です。

レコードに録音されている音は、原音よりも低音が小さく・高音が大きくなっています。そのままレコードに溝(音溝)を刻んで記録すると、物理的に溝が大きく(小さく)なりすぎてしまうことが理由です。

そのためレコードを再生するときには、音を加工前の状態に復元するための機材が必要になります。それが、フォノイコライザーです。

フォノイコライザーは、レコードプレーヤーやアンプに内蔵されていることもあります。レコードプレーヤーを選ぶときには、別途フォノイコライザーが必要かどうかをチェックしておきましょう。

AT-PEQ30

フォノイコライザー

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その5:スピーカーやヘッドホン

せっかく機材を揃えてレコードを聴くのであれば、スピーカーやヘッドホンにもこだわりたいものです。純粋な性能だけでなく、レコードの音との相性などを考えて選ぶのも一興でしょう。

スピーカーやヘッドホン

その他にも、Bluetooth対応のスピーカーやヘッドホンを使って、ワイヤレスにレコードを楽しむ選択肢もあります。具体的な方法などはこちらをご覧ください。

まとめ

アナログレコードは聴くために専用の機材が必要であり、それらの機材に関する多少の知識も必要になります。しかし、だからこそ、自分だけのセットアップで聴くレコードの音には、何物にも代えがたい魅力が詰まっているものです。

これからレコードを聴きはじめたいと考えている方は、機材を揃える過程も含めて、レコードを楽しんでみてはいかがでしょうか。