昨年はアニメ『怪獣8号』の第1期OPテーマを担当し、今年はSUMMER SONICにも出演が決まり、益々日本での人気が高まるロックスター、ヤングブラッド(YUNGBLUD)の初となる音楽ドキュメンタリー映画『YUNGBLUD. ARE YOU READY, BOY?』が、2025年8月20日より日本国内で超限定公開される。
本作は、ヤングブラッドが2025年6月にリリースした4枚目のスタジオアルバム『Idols』の誕生過程を追ったもので、ベルリンの伝説的な録音スタジオHansa Studiosでの新曲12曲のライブレコーディングに挑む姿を密着取材し、演奏とドキュメンタリーを融合させた内容となっている。変化と自信、そしてロックンロールの混沌の中を生きるヤングブラッドの個人的な旅路を描いた作品だ。
映画の上映は、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で8月20日より1週間限定でスタート。大阪・テアトル梅田と京都・アップリンク京都では8月20日と24日の2日限定、福岡・ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13では8月20日限定の公開となる。

ヤングブラッドことドミニク・リチャード・ハリソン(Dominic Richard Harrison)は1997年イギリス生まれ。これまでにリリースしたアルバムで2度の全英チャート1位を獲得し、マシュメロ(Marshmello)やアヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)、マシン・ガン・ケリー(Machine Gun Kelly)、ブリング・ミー・ザ・ホライズン(Bring Me the Horizon)らとの共演でも注目を集めてきた。ステージ上での爆発的なパフォーマンスと、社会に対する鋭い視点、赤裸々な歌詞と高いファッション性で若者からの絶大な支持を集めている。
本作の舞台であるベルリンのHansa Studiosは、過去にデヴィッド・ボウイ(David Bowie)の『Heroes』やU2の『Achtung Baby』など、名だたるアーティストたちが名盤を生み出した “音楽の聖地” ともいえる場所。ヤングブラッドはバンドメンバーと共にベルリンに一時的に移住し、このスタジオでアルバム制作に臨んだ。映画はその過程を16mmフィルムで撮影し、モノクロとカラーを交えた映像でリアルな “創造の現場” を描き出す。監督を務めたのは、『アデル:ワン・ナイト・オンリー』『エルトン・ジョン・ライブ』『ザ・プロディジー』などのライブ映画で知られ、グラミー賞に3度ノミネート、エミー賞・BAFTA賞も受賞しているポール・ダグデール(Paul Dugdale)。彼は「アルバムが完成して、世に出る前の “その瞬間” は、アーティストにとって特別。世の中の評価や雑音が入る前だからこそ、純粋にその空間に入り込める」とコメントを残している。
ヤングブラッド自身は本作について「今回の映画では、俺のこれまでで最も野心的なアルバムのリリースに伴う、まさに “今” という瞬間をリアルに記録したかった」と語った。歴史と伝説に満ちたスタジオでアーティストとしての自分を見つめ直すプロセスは、現代の音楽シーンにおける自己発見の物語そのものだ。演奏中だけでなく、沈黙の中にある緊張や問いもカメラは丁寧に映し出す。

『YUNGBLUD. ARE YOU READY, BOY?』
日本公開情報
東京・ヒューマントラストシネマ渋谷
8/20〜 ※1週間限定
大阪・テアトル梅田
8/20 & 8/24 ※2日限定
京都・アップリンク京都
8/20 & 8/24 ※2日限定
福岡・ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13
8/20 ※1日限定
鑑賞料金は一律2500円(税込)
YUNGBLUD公式サイト 海外オリジナル情報Edit:May Mochizuki