ロック映像作品として語り継がれる『ピンク・フロイド・アット・ポンペイ』が、4Kデジタルリマスター版としてスクリーンに帰ってくる。上映は4月24日(木)〜27日(日)の期間内で、TOHOシネマズ日比谷ほか全国の劇場にて実施(上映日は劇場によって異なる)。

1971年10月、イタリア・ポンペイの古代ローマ円形闘技場で行われた、ピンク・フロイド(Pink Floyd)による史上初の “無観客ライヴ・パフォーマンス” を記録した本作。演奏されるのは「Echoes(邦題:エコーズ)」「A saucerful of secrets(邦題:神秘)」「One of These Days(邦題:吹けよ風、呼べよ嵐)」など初期の代表曲。遺跡の昼夜を背景に、圧倒的な静寂と音響美が交錯する演出は、ロックと映像表現の境界を押し広げたとされる。

今回の再上映にあたっては、アーカイヴから発掘された35mmオリジナルフィルムを、フレーム単位で丁寧に修復。さらに、現代プログレシーンのキーパーソン、スティーヴン・ウィルソン(Steven Wilson)が音源をリミックスし、映像・音響ともにアップデートされた決定版として完成した。

『ピンク・フロイド・アット・ポンペイ』劇場予告

『The Dark Side of the Moon(邦題:狂気)』制作時の「Abbey Road Studios(アビー・ロード・スタジオ)」でのレコーディング風景も一部収録されており、ピンク・フロイドが世界的な存在となる直前の姿を垣間見ることができる。

上映日や劇場ごとの上映形態(IMAX、Dolby Atmosなど)については、公式サイトを参照。なお、立川シネマシティでは、上映初日の4月24日(木)にディレクター/プロデューサーの立川直樹氏を迎えたトークイベントの開催が予定されている。


上映期間:2025年4月24日(木)〜4月27日(日)
鑑賞料:一律3,200円(スクリーンによっては追加料金あり)
チケット販売:各上映日の2日前から、各劇場の公式サイトにて販売開始
監督:エイドリアン・メイベン
上映時間:約1時間25分
配給:カルチャヴィル合同会社
公式サイト

Edit:Tom Tanaka

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