オーディオテクニカは「音を通して心豊かな人生を」という理念のもと、音楽に関する製品や情報をお届けしています。 ではその社員たちは、どのような理由で入社したのでしょうか?

「必要不可欠ではないけれど、あれば人生が豊かになる」を求めて

国内営業部Kさん(入社3年目/新卒採用/20代女性)の場合

オーディオテクニカに入社しようと思った動機を教えてください。

ちょうど私が就職活動をしているときはコロナ禍でした。 就職活動を続ける中で「必要不可欠ではないけれど、あれば人生が豊かになる物や事業」に関わる仕事がしたいと思い、最終的にオーディオテクニカに決めました。

入社してからの思い出の製品や、記憶に残っている製品はありますか?

私が入社して、さまざまな製品を実際に商談の場や、時にはお客様と直接会話する中際に自分の言葉で提案してきたりしました。 そんな中で、親や友達に「面白いものがあるの!」と紹介したいと初めて思った製品が『サウンドバーガー』でした。 レコードはこの会社に入るまで触れてこなかったのですが、同世代の人達も興味を持っている人が多くこのサウンドバーガーはレトロなデザインと小ささがちょうど良くて、レコードを始めるきっかけになりそうなアイテムだと思います。

このサウンドバーガー、初代モデルが発売されたのは1980年代。 40年以上の時を経て、Bluetoothという今の生活スタイルに合った機能を搭載して戻ってきました。 オリジナルモデルは自分が生まれる前に発売されていて、AT-SB727のパッケージにはその当時広告で使用されていたイラストが施されているんです。 懐かしさと新鮮さどちらも感じられるそんなレコードプレーヤーです。

ヘッドホンが目に留まって

国内営業部Eさん(入社10年目/新卒採用/30代男性)の場合

オーディオテクニカに入社しようと思った動機を教えてください。

学生時代にダンスをやっていて、オーディオテクニカのDJ用ヘッドホンを使っていました。 当時はお金がなかったのですが、音楽はいい音で聞きたい。 DJプレイやファッションアイテムとしても使える『ATH-PRO5MK2』はコスパもよくカッコいい迷彩柄だったので、一生懸命アルバイトしたお金で購入しました。 その音はパワフルでもあり、繊細でもあり、まるで音の世界への招待状を手渡された気持ちになりました。

ATH-PRO5MK2 CM

現在は生産完了

ATH-PRO5MK2 CM

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いざ就活を始めるにあたり、エントリーシートを書こう!となった時にパソコンの横にそのヘッドホンが置いてあって、「オーディオテクニカ」で調べてみたらエントリーを受け付けていたのでそのまま応募しました。

今はもう壊れてしまって使えませんが、未だに捨てる事が出来ずお守りとして持っています。 それはなぜか?あのヘッドホンがなければこの会社を意識することもなかったし、何より私をこのオーディオテクニカにめぐり合わせてくれた特別な招待状だからです。

入社してからの思い出の製品や、記憶に残っている製品はありますか?

『AT2020USB+』は得意先様との商談で、今後おそらく配信というコンテンツがもっと一般的なものになっていくだろうという予測のもと、先方の売場をお借りし、どのような訴求をすればいいのか互いに四苦八苦しながら考え、配信コーナーを全国で初めて作った際、力を入れた製品のひとつです。
その後、コロナの影響もあったのですが、配信というコンテンツが「Vlog」や「ゲーム実況」など、敷居が下がって一般化してきたことでに非常に問い合わせを受けました。 流行を予測し先を見て、そこにあったアイテムを提案するということが成功した例として記憶に残っています。

AT2020USB+

現在は生産完了

AT2020USB+

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製品を知っていたから

マーケティング部Tさん(入社19年目/中途採用/40代女性)の場合

オーディオテクニカに入社しようと思った動機を教えてください。

オーディオテクニカの製品を知っていたからです。 スケルトンの電源タップ、AT-PT7です!以前働いていた職場でこの製品を取り扱っていて、そこからオーディオテクニカという会社を知ることになりました。 このタップ、先端が光るんですよ。

AT-PT7

現在は生産完了


入社してからの思い出の製品や、記憶に残っている製品はありますか?

イヤホンが缶に入っているおしゃれなデザインの製品『ATH-CK1』です。 この製品は2007年に発売されたのですが、当時はこういったデザイン性を重視したものが多くなく、私が企画開発のサブ担当として携わった製品でもあるので思い入れがあります。 製品パッケージや缶など全体的にデザインを試行錯誤した記憶があります。

こういうレトロなデザイン、いいなあと記憶に残っています。 今とくに一周回ってこういう少しレトロなデザインが流行っているので、新製品であってもいいかもしれないですね。

ATH-CK1

現在は生産完了


ATH-RE3

現在は生産完了


前職での繋がりとタイミングのご縁

マーケティング部Yさん(入社16年目/中途採用/50代男性)の場合

オーディオテクニカに入社しようと思った動機を教えてください。

前職でガジェット系のモノ誌「デジモノステーション」の編集者として働いていまして、オーディオテクニカとは広告記事を作るつながりがありました。 自分の結婚のタイミングもあって、転職を検討していた時にオーディオテクニカの「コピーライター募集」の情報を転職サイトで見つけて。 そこで、職務経歴書とポートフォリオをまとめながら、当時付き合いのあった広報担当者に連絡しました。 「私をこの会社で使ってみませんか?」と。 こうしたご縁があって、現在に至ります。

ATH-CKR7

現在は生産完了

ATH-CKR7

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入社のきっかけとなったオーディオテクニカの製品は『ATH-CKR7』ですね。 上記の雑誌でオーディオ担当だった私は、このモデルを推していてよく取り上げました。 当時のイヤホンはチープなものばかりなんですが、オーディオテクニカの尖ったイヤホンはお値段もしますが、チタンハウジングで高級感もあって、音もめちゃめちゃいいと。 今考えてみれば、イヤホンとしては重かったんですがそこも味でした。 面接でもこの熱意を伝えましたね。

入社してからの思い出の製品や、記憶に残っている製品はありますか?

「Sonic Fuel」シリーズです。 オーディオテクニカが民生品のイヤホンでもグローバルに展開していく最初の製品群。 当時の私は企画部署にいて、パッケージや取扱説明書といった文字の制作担当として働いていたのですが、今まで日本市場を中心に進めていた仕事が、世界に向けて発売するとなると経験もゼロなわけです。 どう進めていけばいいかわからない中で、さらに時間もないと。 自分の力不足も感じさせてくれる痛い経験になりましたが、このシリーズのおかげで仕事の向き合い方や制作フローなど、今につながるきっかけになっています。

音楽に携わる仕事がしたかったから

国内営業部Hさん(入社36年目/新卒採用/もうすぐ60歳男性)の場合

オーディオテクニカに入社しようと思った動機を教えてください。

プロ志向のバンドをやっていて、音楽に携わる仕事がしたいなと思っていたからです。 音楽をやっている人はわかると思いますが、機材などでよくオーディオテクニカという名前を目にする機会があったので自然と候補に入っていました。

きっかけになったのは、『ATM41』というマイク。 出演したライブハウス、渋谷エピキュラス*のマイクがオーディオテクニカ製でした。

*渋谷エピキュラス:当時の名前で、後のヤマハエレクトーンシティ渋谷。 今は取り壊されている。

中島みゆきさんがレコーディングで使っていたようなスタジオだったのですが、ミニライブホールもあって、アマチュアのバンドも企画をすればライブができました。 そこでATM41と出会いましたね。
当時(1986年~87年頃)はオーディオテクニカのマイクは国内ではそこまでメジャーではなかったのですが、カートリッジは世界一のブランドであったので将来日本のSHUREになると考えました。

入社してからの思い出の製品や、記憶に残っている製品はありますか?

『ATH-U9』ですね。 某レコード店試聴機モデルでした。 レコード店の担当者、当時の技術者の先輩、営業担当の私が開発までに2年をかけ、お互いに妥協せず、時には口論になりながらも作り上げた製品です。 大型店舗がオープンするの時に併せて全ての店舗の試聴機がそれに変わったのを見たとき、達成感で泣いてしまったのを覚えています。

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最後に「オーディオテクニカに興味がある!」という方へ、EさんとHさんからメッセージを頂きました。

Eさん:オーディオテクニカは自分で考えたことを実践できる場が多い会社です。 また、部署の数も多岐にわたります。 あなたの特色やキャラクターが活かせる仕事がきっと見つかる、そしてその特性を伸ばすために何が出来るかも考えることが出来る、成長が望める環境だと思います。 仕事のあとに飲むビールが美味しくなることが間違いないので、やる気のある人は是非オーディオテクニカでお待ちしております!

Hさん:どんな会社でも理想と現実は違います。 どこの部署に配属されたとしても、自分の居場所を見つけることが重要。 毎日が単調であっても変化を自分で見つけること。 それができる会社だと僕は思います。 あと音楽、楽器、オーディオ好きな人は多かれ少なかれいいことあるかもしれませんね(笑)

Words:SUKIKO.E
Edit:May Mochizuki